新潟の蔵元発 酒かす物語
『発酵美人 酒かすレシピ』で掲載している
8つの酒蔵のストーリーをダイジェストでお届けします。
佐渡市
尾畑酒造
料理と健康に役立つ発酵の力
酒かすはおいしいお酒の証
代表銘柄「真野鶴」
TEL:0259-55-3171
FAX:0259-55-4215
- 蔵見学 ○ 無料・通年・予約不要
- 酒蔵での酒かす販売 ○ その他販売店については要問合せ
- 酒蔵での日本酒販売 ○ 酒蔵、電話、FAX、Web
米、水、人、佐渡の4つの宝を大切に酒を醸す「四宝和醸」が酒造りの姿勢。
きれいな味わいを求めもろみを搾り切らないため酒かすにはウェット感があり、
酒の風味を存分に感じることができる。
村上市
大洋酒造
城下町に息づく
伝統料理に欠かせない存在
代表銘柄「大洋盛」
TEL:0254-53-3145
FAX:0254-53-3148
- 蔵見学 ○ 無料・通年・予約不要
- 酒蔵での酒かす販売 ○ その他販売店については要問合せ
- 酒蔵での日本酒販売 ○ 酒蔵、電話、FAX、Web
「地元の料理と味を引き立て合う酒」を目指し、
その副産物である酒かすは城下町の食文化が残る村上の料理に
おおいに活用されている。
三面川の鮭漁と酒造りの時季が重なるため、
伝統の鮭料理の中にも酒かすったものは多い。
阿賀町
麒麟山酒造
酒のみならず、加工品も
“うちの蔵らしさ”を追求
代表銘柄「麒麟山」
TEL:0254-92-3511
FAX:0254-92-5166
- 蔵見学 ○ 無料・通年・予約不要
- 酒蔵での酒かす販売 ○ その他販売店については要問合せ
- 酒蔵での日本酒販売 ○ 酒蔵、電話、FAX、Web
“麒麟山らしさ”を地元産へのこだわりや酒の味わいで表現。
数年前から乳酸菌発酵酒かす「さかすけ」を使った、
酒の味同様辛口で自家栽培の野菜も使ったカレーを商品化。
酒かすのさらなる可能性を追求する。
新潟市
今代司酒造
ストーリーを描ける商品で
酒造りをもっと身近に
代表銘柄「今代司」
TEL:025-244-3010
FAX:025-245-3233
- 蔵見学 ○ 無料・通年 ※年末年始を除く
- その他販売店については要問合せ
- 酒蔵での日本酒販売 ○ 酒蔵、電話、FAX、Web
全量純米仕込みへ移行。伝統の木桶仕込みを復活させ、
木桶仕込みの酒かすも販売。
乳酸菌発酵酒かす「さかすけ」で甘酒を発酵させた麹ドリンク「もと」を商品化。
港町の歴史と新しい日本酒の世界の融合を目指す。
南魚沼市
八海醸造
酒も酒かすも、上質なものを
日々楽しんでもらうために
代表銘柄「八海山」
TEL:025-775-3866
FAX:025-775-3300
- 蔵見学 ×
- 酒蔵での酒かす販売 ×
千年こうじや各店、酒販店などで販売。
販売店については要問合せ
- 酒蔵での日本酒販売 ×
酒米を惜しみなく削り、きれいな味わいのために米をとかしすぎずぜいたくに搾るため、
もろみのうまみがたっぷり残った酒かすが生まれる。
酒のおいしさを多くの人に届けたいという思いが酒かすにも映し出されている。
南魚沼市
青木酒造
目指す酒のイメージを描いてから
酒かすと対面
代表銘柄
(かくれい)
「鶴齢」
TEL:025-782-0023
FAX:025-782-9758
- 蔵見学 ×
- 酒蔵での酒かす販売 ×
越季TEL:025-779-3695まで
- 酒蔵での日本酒販売 ○ (店舗のみ、通販不可)
酒かすを見る前に搾った酒の具体的な姿をイメージする。
目指す酒になったのか、酒かすを見ればわかるからだ。
圧搾機の板はゴム臭がつかないシリコン製にするなど、こだわりの酒も酒かすも、
そのおいしさを届ける努力を惜しまない。
南魚沼市
白瀧酒造
きれいなお酒とともに誕生する
フレッシュな酒かすを生かして
代表銘柄
(じょうぜんみずのごとし)
「上善如水」
TEL:025-784-3443
FAX:025-785-5485
- 蔵見学 ○ 要予約、土・日・祝日除く
- 酒蔵での酒かす販売 ○ ネットショップでも販売
- 酒蔵での日本酒販売 ○ 電話、FAX、Web
水のやわらかさを生かしたきれいな味わいを求め、
米の削り方、麹のつくり方、もろみが溶けすぎないよう細心の注意を払う。
溶けすぎないもろみを搾った原酒はきれいな味わいに、
酒かすはうまみがたっぷりのフレッシュなものになる。
妙高市
君の井酒造
酒かすは酒造りを目で見て
振り返ることができる、唯一の存在
代表銘柄「君の井」
TEL:0255-72-3136
FAX:0255-73-7393
- 蔵見学 ○ 要予約
- 酒蔵での酒かす販売 ○ その他販売店については要問合せ
- 酒蔵での日本酒販売 ○ 電話、FAX、Web
造り手にとって、それぞれの工程で思い描く仕事ができたときは、
酒も、酒かすもうまみのあるものになるという。
感性が影響する酒造りにおいて、酒かすは唯一目で確かめられる
貴重なバロメーターでもあるのだ。